気になる医師の年収

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厚生労働省は、毎年「賃金構造基本統計調査」を発表しています。(「賃金構造基本統計調査」厚生労働省

 

この中では医師の賃金も公開されており、2015年の調査では年収換算で医師の全国平均は約1098万円となっています。これは前年の2014年調査の約1150万円より約52万円低くなっています。
ここ10年近くはおおむね1070万円〜1160万円を推移しており、大きな変動は見られません。2015年の調査では、調査対象となった医師の平均年齢が40.0歳で前年より0.8歳若かったことも年収が下がったことに影響していると考えられるため、大きな動きはないと考えていいでしょう。

 

 

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また県別での年収も公表されており、年収の推計値が最も高かったのは岩手県で約1851万円、最も低かったのは大阪府で約816万円となっています。しかし、先程同様対象者の年齢を見ると、岩手県の平均年齢が56.1歳だったのに対し、大阪府35.1歳となっており大きな開きが見られます。そのため県別の年収データだけ見ても一概に参考になるとは言い難いものがあります。今回、このように医師不足が起きている地方はいずれも平均年齢とともに年収の推計値も高く、反対に医師が充足している都市部はいずれも低い結果となっています。

 

※今回の調査は、2015年7月に医療や福祉などを含む16大産業の民間事業所を対象に一定の方法で抽出。
 集計対象:10人以上の常用労働者を雇用する5万785の事業所。医療機関の場合は、国立病院機構と都道府県、市町村立の病院など地方公営企業の運営する病院以外が対象。国立大学法人や学校法人などは含まれる。
医師の年収算出方法:2015年6月の賃金と2014年1年間の賞与を含む特別給与額、年齢や超過勤務時間など。年収の推計値として、「2015年6月の給与×12カ月分+2014年の特別給与額」として算出しています。

 

 

 

さらに今回の調査では、年収以外に平均勤続年数も公表されています。10年以上の勤続年数は福井県のみで、それ以外は4年〜6年の勤続年数の県が多くなっています。他の業界であれば、平均年齢が35歳以上となると転職は難しいと言われています。医師の場合、年齢が40歳を超えても勤続年数からは比較的転職しやすい環境にあることがお分かりいただけるでしょう。

 

 

 

他の業界の場合、30代〜40代といえばすでに管理職になっているなどしないと転職は難しいものの、医師の場合一人ひとりの知識や技術が求められ、また30代〜40代といえば、まだ管理職というよりプレイヤーとして一線で活躍する年代です。

 

だからこそ他の業界より年齢が高くても転職しやすいとも言えます。

 

しかし家庭環境や子供の教育、今後の開業などを考えると、この30代〜40代というのは転職を検討するタイミングでもあったりします。少しでも給料であったり、労働環境、専門性を高める環境を求めるのであれば、後悔しない転職先選びが重要です。

 

自分一人だけで考えるのではなく、転職のプロに相談しながら、より良い転職を目指しましょう。

 

 

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